知的生活のために本は何回読み返す必要がある?

知的生活

知的生活のために本は何回読み返す必要がある?

知的生活で、創造的な活動をするためには当然アウトプットが必要ですね!
アウトプットのためにはインプットがどうしても必要になってきます。

インプットは花の種や木の苗のようなもので、それがあなたという環境のなかで育ち、やがて大きくてきれいな花、木(アウトプット)に成長していくのではないでしょうか!

その種や苗は、あなたの経験からのちょっとした発見や、本から学んだ知識などにあたるかと思います。

ところで、あなたは、一冊の本をいったい何回読みますか?

本の読み方としては、

①全てじっくりと読む
②普通に読む
③全体をさっと読む
④さっと(人の2倍くらいの早さ)で読み、気になるところは普通の速さでじっくり読む。
⑤重要なところを読む

・・・などがあります。
大体私は、③→④→⑤という感じで順に読みます。たまに④の方法だけのときも。
このあとは思い出したときに辞書的に読みます。

・・・ということで、厳密に何回とは測れないことがわかりました!
でも一応私の場合は3回ってことにしておきます(笑)。

本を何回も読むメリットは?

本を何回も読むメリットは、復習になり頭に定着しやすいということが一つにあげられます。
本当は5回、10回と繰り返し読んだほうがよいのでしょうが、時間がなかったり、それまでに次の新しい本を買ってしまったり(笑)というのが私の現状です!

そうすると少ない回数でできるだけ頭に定着させたいと思いがちになりますが、「どうしても覚えてやる!」と力んで読むよりは、楽しみながら読めることが理想です。

・・・でも、だからといって「どうしても楽しんでやる!」っていうのもだめですよ!(笑)

心構えのところにも触れましたが、あまり力まず、あるがままに!

実はもっと重要なこと

・・・本を何回も読むメリットですが、頭に定着しやすいということ以外にもっと重要なことがあります。

それは・・・

読んだ時点でのあなたの実力に合った情報が得られる!

ということです。だから何回も読む必要があるのです!
1回読んだだけではその時点でのあなたの実力で読んだことにしかならないのです。

たとえば、あなたの実力よりレベルの高い本を読んだならば、それにより、あなたの実力が(多少でも)アップするでしょう?
その力のついたあなたが、再び同じ本を読んだら、もっと新しい発見が得られるということを言っているのです!

もし、あなたの実力が落ちてしまっていることがあっても、やはり本はその時のあなたのレベルに合わせた情報を与えてくれるでしょう。
それが、あなたのレベルが高かったときに読んだまさに同じ箇所であっても、その時とはまったく別の情報として得ることができるでしょう。

でもけっして劣った、間違った情報が得られるというわけではないので、安心して大丈夫です!

つまり、たいていの本というのは、ある程度のレベルの幅をもっているということです。一つの本を一回だけしか読まないというのはとても損なのです!

それでは、もし、あなたよりレベルの低い本を読んだ場合はどうなるでしょうか?

・・・レベルの低いという表現が適切ではないかも知れませんが、極端にレベルの違う本であるなら、あまり得るものはないでしょう。

例えば、研究職の人が3歳児が見る絵本から何かを学べるか?
それはYESでもありNOでもあると思います。

研究職の人はおそらくかなり究極な!目的をもって本を読まれることだと思います。
その目的を満たすためという観点からすれば、重要な何かが絵本から得られるとは思えません。
しかし、その目的以外の発見がある可能性はあります。

・・・ただ、効果を考えたら、ある程度レベルを考えて本を読むのがよいでしょう(笑)。

ただ、注意して欲しいのですが、スキル、レベルということをいいましたが、それは、一つの専門分野でより掘り下げるという縦方向の意味でのスキル、レベルもありますが、まったく異なる分野、つまり、横方向の意味でのスキル、レベルもあります!

例えば、あなたがコンピュータが得意だとしたら、その道ではすごいレベルかもしれません。
でも、野山の草花は全然知らない!というのであれば、それもやはりあなたのレベルであります・・・!

・・・じゃあ、どう読む本を選択するべきなの?というご質問が聞こえてきます。
その答えは・・・

  ・・・あなたの直感で決めてください!(笑)

・・・だって、そんなに本のレベルの選択を間違うことはないですよ!それにちょっとくらい間違えても、本のレベルの幅が吸収してくれます(笑)。

・・・言い忘れましたけれど、このサイトも何回も読みなおしてくださいね!
読めば読んだだけ、新しい発見があるようにつくっていますから!(笑)