なぜ時間が足りなくなってくるのか?「時間を有効に使う」

知的生活

なぜ時間が足りなくなってくるのか?「時間を有効に使う」

年齢とともに大きな課題となってくるテーマです。
なぜ?

一つには、

●明らかに使える時間の絶対量が足りなくなってくる

からです。
あなたは社会人ですか?
お勤めにいったり、事業を起こしていたりするかも知れません。
一日の大半の時間を仕事に掛けることになっているでしょう。

主婦の方であれば、家事に掛ける時間がかなり掛かりますね。
またお子さんがいれば、24時間手が掛かります。

とてもじゃないけど、時間が足りないですね~。

学生さんなら、絶対的に社会人や主婦の方よりは時間があります。
・・・でもやりたいことはたくさんあって、(もちろん学業もある)
結局時間があっという間に過ぎてしまいます。

結局、年齢が上がってくると、

     自分の好きなことだけやる
    <自分のこと(ノルマ)だけをやる
    <自分のことのほかに他の人のために何かをやらなければならない

となってきます。

時間の絶対量が足りなくなってくる。

もう一つには、相対的なもの。

●年齢が上がると、「時間が立つのが速い」

っていう例のアレです。

時間と人の関係は、よく川の流れとほとりを歩く子供の様に例えられます。

「川のほとりを川下に向って朝から歩いています。朝は元気があるので無邪気に走ってみたりします。川の流れの速さよりも速くどんどんあなたは進んでいきます。
そして昼頃になると、ペースも落ち着いて、川の流れの速さと同じくらいで歩いていきます。
夕方になると、疲れて歩くペースが遅くなり、川の流れの速さにおいていかれてしまいます。」

・・・よく時間と人との関係を表していますね。

またこういう考え方もあります。
例えば10歳の子供の1年は人生の1/10。
20歳の青年の1年は人生の1/20。
3x歳のわたしの1年は人生の1/3x(泣)。

こりゃあっというまです。

なぜ時間があっというまに過ぎていくのか。(過ぎていくように感じるのか)

なぜ時間があっというまに過ぎていくのか。(過ぎていくように感じるのか)

いくつかの要因が考えられます。

●行動や判断するスピードが落ちている
 まず体力。歩くスピード、行動する早さなど、身体能力が落ちている(気づいているかどうかは別として)
 →見積もった時間よりも実際の動作が掛かっている
 例えばあまりいい例ではないですが、電車の乗り換え。若いときは充分に乗り換えできた時間がこなせなくなっていて、次の電車に乗るのが当たり前になっていたとか。

●記憶力が落ちている
 ちょっと考えたときに過去の経験がぱっと思い浮かんだりして物事が解決する場合がありますが、それが思い出せない。(本人に記憶力が落ちているという意識があるかどうかは別)
 →調べたり、知っている人に聞いたり、考えたりする時間が不必要に増える。

●1年の重み(価値)が年齢とともに相対的に下がっている。
 なぜ相対的に価値が下がると時間が速く感じるのでしょう?

・・・そう、1/10と1/30の違いですね。
同じ1年のはずなのに1/10と1/30となるだけで大した時間じゃないように感じてしまう。

その結果生まれてくるものはなんでしょう?

 ・・・そう、「惰性」です。惰性で日々を生きてしまうことです。

 意識、無意識によらず、あなたが生きてきた過去のx年が増えれば増えるほど、そして、「過去」に不必要にとらわれてしまったとき、「過去」が無意識のうちに自分の中に積みあがり、 それが勝手に1/20とか1/40の分母になってしまっている・・・。

 ・・・そんな感じではないでしょうか。

 よく年齢を気にしだしたら時間が速く進むなんていうけれど、それは
「年齢を気にする=分母が積みあがっていることを無意識か意識的に感じはじめている」

 からだと思うのです。  
 もっと言えば、過去への後悔や慣れです。

 本当は過去なんてどうでもいいのです。これからやってくる新しい未来をどう使うのか・・・ それだけを意識すればよいはずです。

 その場合、年齢があがると経験も増えるので、x倍の経験と考えてよいはずです。
 (40歳は1歳の40倍の経験!)
 しかし「過去」を経験として生かせないと1/x倍となってしまう。

 例えば、40歳の人が
  経験として活かされているときは ×40
  過去として現れるときは     1/40
 という標記になってしまうのです(サンるートの第一法則とでも呼びましょうか(笑))

サンるートの第一法則
  日々を前向きに生きているとき、
           1年がx倍の価値
 「過去」にとらわれ、「経験」として過去を生かせない
           1年が1/xの価値

●環境の変化が少ない

 若い人もそうでない人も1年の長さは同じです。そして本来ならば1年という長さは結構長いです。
 1歳と2歳の1年、12歳と13歳の1年・・・この差は大きいです。
 身体的にも見て明らかですよね。また環境的にも、クラスが変わった、学んでいることが変わった、友達が増えた・・ などの環境変化があります。

 でも30歳の1年と31歳の1年って自分でも、他人でもあまり違いが分からないのではないですか?
 ・・・それは1年の生活環境の変化がなさすぎるからではないでしょうか。
     仕事も同じ、毎日帰る時間も同じ、同僚もいやな上司も同じ・・・
 ・・・環境が勝手に大きく変化することはあまりありません。

若いうちは勝手に変化していた環境が今は変化しなくなった。
自分の対応はあまり変わっていないはずなのに。

時間を有効に使うには

絶対的な時間量は工夫することで多少は捻出できる場合もあります。しかし、制約の方が多いでしょう。
そこで相対的な時間を捻出することを考えましょう。(時間密度を濃くする!)

<考え方>
  精神論になってしまいますが、日々前向きに考える(サンるートの第一法則!)

<対策>
 当サイトのテーマでもありますが、

●頭脳を明晰に保てるように努力する

 でも時間密度を濃くするためにたくさんの時間を掛けるというのも大変です。
 日々少しづつできることから始めましょう。

 そういう点では、メインのことをやりながらできる速脳チェンジギア、アルファシータC
ヘミシングCD などのツールは有効です。

●自ら意識して生活に変化をつける。
  ・休みの日は必ず出かける。
  ・いつもと違う通勤経路を通る。
  ・付き合う人を変える。
    → 今週は○○さんとの接点を多く持とう、など
  ・一週間単位で何か目標をもって生活する。
    → 今週は何か本を読む。来週は毎日飲んで帰る(笑)。

●悩みを解決する。
 悩みが解決しないと、余計なことをいろいろ考えてしまい、無駄な時間を過ごし勝ちです。
 例えば人間関係がうまくいかなかったとします。その場合どうしますか?

 ある会社のある特定の人だけとうまくいかないなら、たの先輩に話しを聞いてみる、
 いろいろな人とうまくいかないなら、何か人間関係に関する本を読んでみる。
 具体的に人とうまく付き合う方法を学んでみたいなら、そういうノウハウを学ぶ

   ・・・などが考えられますね。


 大切なのは、
 ・自分で考えれば解決できるのか、
 ・何か本を読んだりすれば解決するのか、
 ・誰かに聞けば解決するのか
  ・・・等の見極めを早めにつけることです。

実はあなたも気がついているかも知れません。

実はあなたも気がついているかも知れません。
サンるートの第一法則の欠点。

・・・多分この公式が成り立たない年齢があります。

 ・・・そう、わたしもおそらく数十年後にくるでしょう。
    「人生のゴールが確実に見えてきたとき。」

そのとき、x倍とか、1/xとかいう式は成り立たなくなるでしょう。xのn乗とか1/(xのn乗)とかになるかも知れません。または、全く異なる式になるかも・・・。

ゴールが見えていないからこそ惰性で生活しているのかも知れません。知的な生活をし日々向上を目指しながらも、確実にくるゴール・・・。

・・・この矛盾を今は意識しないほうがいいのでしょうね。