記憶と理解について
”理解”をすると、海馬に記憶を残すような働きかけが強くなりよく記憶できるとよくいわれていますが、あなたはいかがですか?
先も触れましたが、関連が深まると記憶として残りやすくなる(思い出す手がかりにもなる)と考えられます。
・・・でも現実は理解したからといって、記憶できているとは限らないことが多いのではないでしょうか?
いわゆる「分かったつもり!」
これは記憶と理解のメカニズムが違うからのようです。
理解は、最初よりも後の方が深まってくるのが普通です。
でも記憶力は時間の経過に伴い、だんだん落ちてきます(エビングハウス!)。
また理解の程度が一定である場合は、記憶には以下のような傾向があります。
・学習時間の最初と最後あたりの項目が記憶に残りやすい。 ・学習時間の途中は記憶に残りにくい。 ・韻をふんでいたり、特徴のあるもの(特異なもの!)が記憶に残りやすい。 ・繰り返し出てきたものが記憶に残りやすい。 |
記憶と理解のバランスが取れているのは、学習後50分位までだそうです。
いったん休息をとり、記憶力を回復させると効率がよいのはそのためです。
・・・ちなみに私はしょっちゅう「分かったつもり!」になっています。ですので、最近は理解より無理やり暗記することを敢えて心がけています。
(→私の「分かったつもり」の傾向を修正するため!)